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10月30日 宗教改革記念礼拝

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主日の礼拝式次第
前  奏 
Johann Gottfried Walther作曲 
Ein feste Burg is unser Gott(神はわがやぐら)

初めの歌 「空も地をも」  -149-
罪の告白とゆるしの言葉
キリエ/グロリア
主日「特別の祈り」
全能の神、恵みの主よ。
あなたに忠実な民に聖霊を注いで、み言葉のうちに堅く保ち、あらゆる誘惑とみ言葉の敵から防ぎ守り、キリストの教会に救いと平和を与えてください。
あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められるみ子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン

聖書朗読
第一朗読   列王記下 22:8-20 
第二朗読   ガラテヤ 5:1-6 
讃 美 頌        詩編46編           
福音書      ヨハネ福音書2:13-22   
み言葉の歌  「主なる神を」        -357-

説  教  「立て直してみせる」 笠原光見牧師
この前、「スポットライト」という映画を見ました。実際に起きた出来事を映画化したものです。ネタバレになってしまうのですが、あらすじを言いますと。
 アメリカの新聞社がカトリック教会のスキャンダルを暴くんです。ある教区にいた神父たちが若い人に性的虐待をしていたという事実をつかんで新聞に載せるわけです。教会側は地域社会に大きな影響力を持っていますから地域のお偉いさんたちと一緒に、長い間、事件をひた隠しにしてきた。
 堕落した体制、腐った組織を改革するのは容易なことではありません。大きい組織や、体制になればなるほど身を切るような決意、熱意、覚悟が必要なってきます。なぜなら力ない者、小さい者、弱いものはいつでも切り捨てられ、闇に葬られてしまう可能性が大きいからです。
 性的虐待を受けた被害者が声をあげることは相当な痛みを伴います。周りの目、周りの人にどう思われるかが気になります。今では幸せな家庭を築いている人にとってはなおのこと隠しておきたい過去かもしれません。不正や間違っていることに声をあげることはとても勇気がいることです。時に非常な痛みを伴います。かといって、黙っていたなら新たな被害者を生まれるでしょう。
 身近な問題で言えば、いじめがそうでしょう。みんなから無視される。汚いとか臭いとか言われたり、メールとかSNSで死ねとか言われたりする。「やめろよ」と言えない自分がいる。なぜなら矛先が自分に向くのが怖いから。
 今から約2000年前、いのちを懸けて堕落した社会体制、腐った宗教体制に真っ向から対峙した、真正面からぶつかっていった人がいます。それがイエスさまです。
 ユダヤ人にとって過越祭は一年の中で最も大切な祭りであり、神さまをほめたたえる大切な礼拝のときでした。普段エルサレムに住んでいない外国に住むユダヤ人たちもエルサレムの神殿を目指して多くの人々が集まってきます。イエスさまも過越祭を祝うためにエルサレムの神殿に来ました。イエスさまが神殿の境内で目にしたのは、犠牲のためにささげる牛や羊、鳩を売っている商人たちと、両替人たちの姿です。
エルサレムから遠く離れたところに住んでいる人々は、犠牲としてささげる牛や羊を連れてくることは大変なことでしたから、境内で売られている動物を買ってささげるわけです。そして、神殿で取引されるお金はエルサレム神殿で決められた特殊な硬貨であったということからローマ帝国の通貨などは両替してからでないと決められていた神殿税を納めることも、犠牲のための動物も買うことができなかったのです。
 ですから神殿の境内にお金をジャラジャラといわせている商人や両替人たちがいたわけです。皆さん、人、お金、宗教。この言葉を聞くと大分怪しいにおいがしてきませんか。
 イエスさまは縄で鞭をつくり、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を押し倒して、鳩を売る者たちにいます「わたしの父の家を商売の家としてはならない」と。
 過ぎ越しの祭りで、多くの人が集まる中での出来事ですから、相当なインパクトがあったに違いありません。エルサレム神殿で起きた大事件なわけです。人々に取り押さえられ、処刑されてもおかしくないようなことです。それでもイエスさまは今ある神殿の体制、制度に対して、立ち向かうわけです。それは、イエスさまが神殿での礼拝をとても大切なものだと思っていたからです。そして、神さまと人との親しい交わりが人間にとって重要で、とても大切なものだと思っていたからです。
 腹を立てたユダヤ人たちは言うわけです。「お前こんなことをするからには、どんなしるしを私たちに見せるのか」と。イエスさまは「この神殿を壊してみよ。三日で建て直して見せる」と言われました。「イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことであった」と聖書は言います。つまりイエスさまの全存在を通して神さまはご自身の思い、み心が表されているのだということです。
イエスさまのとった激しい行動は、人々を深く愛するが故の行動です。神さまのこの世界と私たちへの熱い思い、愛があふれだしたものです。そして、イエスさまのとった行動は神さまが私たちに望んでいることだということができるでしょう。
それは、礼拝をとおして、まっすぐに私たちと交わりたい、親しく交わりたいということ、そして、共に生きていきたいということです。なぜなら、すべての人が助け、慰め、赦しを必要としているから。すべての人が愛されることを求めているからです。
 イエス・キリストの熱意、愛の思いが弟子たちの心を突き動かし、そして、弟子たちは受け取ったキリストの熱意で、キリストの愛をもって困難や試練を乗り越えて、キリストの教会ができていくのです。
教会は誰の教会でもない、祭司のものでもない、教皇のものでもない、牧師のものでもない、キリストが建てられた、キリストの教会なのです。
聖書は言います「教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です(エフェソ1:23)」と。
 私たちは握りしめているものを手離して、空っぽになって、心を開いて、すべてにおいてすべてを満たしておられる方に満たしてもらえばいいのです。
 今日は宗教改革記念礼拝です。マルティンルターという人も、聖書のみ言葉から受け取った、私たちへの神さまの熱意、限りない愛に突き動かされて、当時の教会制度に向かって行ったのです。当時の教会で異端とされた人は火あぶりにされてしまうそんな時代です。それでもキリストの十字架に示された神さまの熱意、愛に突き動かされてルターは突き進むのです。そして、宗教改革はなされていくのです。
 すべては神さまがイエス・キリストを通して示されたこの世界と私たちへの熱い思い、熱意、限りない無条件の愛によってです。
 人は神さまの愛の働きかけによって変えられていく。キリストが共にいてくださるという信仰によって困難に立ち向かうことができる。復活の約束によって明日に希望を見出すことが出る。
 私たちは神殿での出来事を目撃した弟子たちと同じように、神さまがイエス・キリストを通して、聖書を通して表された熱い思いと愛とを思い起こし、聖書とイエスさまの語られた言葉を信じて与えられているいのちの日々を感謝と喜びのうちに、主イエス・キリストと共に平安のうちに過ごしていきましょう。
そして、礼拝の場で神さまとの親しく、深い交わりの時を大切にしていきたい、神さまの愛の働きかけ沢山の恵みに応えていきたいと思うのです
信仰告白 使徒信条

奉献(献金)と奉献唱
奉献の祈り/教会の祈り
奏 楽  
Samuel Scheidt作曲 
Aus tiefer Not schrei ich zu dir (悩みの淵より主を呼びまつる)

聖餐の歌  「主イエスよ来りて」       -258-
序 詞
サンクトゥス
設定の言葉
主の祈り
アグヌス・デイ
配 餐
聖餐の感謝
奏 楽
Dietrich Buxtehude作曲 
Ein feste Burg ist unser Gott (神はわがやぐら)

派遣の部
ヌンク・ディミティス
祝 福
終わりの歌  「力なる神は」       -450-
後 奏  
Jan Bender作曲
A Mighty Fortress Is Our God (神はわがやぐら)

お知らせ
*本日礼拝後、飯能教会で、埼玉分区「宗教改革記念日の集い」が開かれます。
*古本、中古CD献金を行います。詳しくは牧師までご連絡ください。
*11月6日(日)は招天者記念礼拝のため、ご家族の方々にお手紙をお送りしています。第一日曜日なので、式文を使わない礼拝です。聖餐式は通常通り行います。
*11月13日(日)子供祝福式を行います。礼拝後、役員会を開きます。マラソン大会のため道路が通行止めになるので、ご注意ください。
*クリスマスイルミネーションのための募金を続けています。
*毎月第1・3木曜日午前10時30分より教会で「聖書に親しむ会」を行っています。どなたでもご参加ください。次回は11月3日(木)になります。
*毎月第2・4(火)午後7時30分より夕礼拝を行います。
次回は11月22日(火)午後7時30分から。日曜日に礼拝に来られない方、夕礼拝にいらしてください。
*次回ミュージックアークは、11月26日(土)午後5時から行います。

今週の笠原牧師スケジュール
30日(日) 宗教改革記念日 宗教改革記念の集い@飯能教会  
31(月)  浦和教職者会@浦和福音自由教会
1日(火) 教会/牧師館
2日(水) 教会/牧師館
3日(木) 聖書に親しむ会
4日(金) 教会/牧師館
5日(土) 進藤牧師後援会

来週の礼拝予定
全聖徒主日 召天者記念礼拝
2016年11月6日(午前10時半~12時) 
聖 書 ヨナ2:1-10、Iコリント15:50-58、ヨハネ16:25-33
讃美頌 詩編116編
讃美歌 「君は愛されるため生まれた」、179、260(聖餐)、
「あなたをたたえ」
説 教 「私はひとりじゃない」
説教者 笠原光見牧師
by urawalutheran | 2016-10-31 00:00 | 今週の礼拝