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2019年9月24日 夕礼拝


ルーテル教会は礼拝式文に従って礼拝を持ちます。

浦和ルーテル教会の夕礼拝は式文を使いませんが、礼拝は式文の流れのとおりに行われます。

そのため式文に馴染んでいただけるよう、聖霊降臨後からアドベントまではオルガンによる奏楽曲として前奏以外は礼拝式文で謳われる曲を使ってみたいと思います。

献金のとき 奉献唱 

祈りのとき 聖餐の準備のための アニュス・デイ 「世の罪を救う神の子羊」

後奏  ヌンクディティス 「主よみ言葉に従って僕を安らかに去らせてください」

開会の部

前  奏 JohannKrieger 作曲  E. Phrygian

讃美歌    「主をあがめたたえよ」     -170-

み名による祝福

司)父と子と聖霊のみ名によって。

) アーメン

罪の告白

司)父なる全能の神よ。

全員)私たちは生まれながら罪深く、けがれに満ち、思いとことばと行いとによって、多くの罪を犯しました。私たちはみ前に罪をざんげし、父なる神の限りないあわれみにより頼みます。

司)あわれみ深い神よ。

全員)み子イエス・キリストのゆえに、すべての罪をゆるしてください。聖霊によって、主と主のみ旨についてのまことの知識を与え、また主のみことばへの従順な心を私たちに与えてください。

ゆるしの言葉

司)天の父、全能の神は、私たちを憐み、私たちのためにその独り子を死に渡し、これによって、すべての罪をゆるしてくださいました。また、み名を信じるものには、神の子となる資格を与え、聖霊を注いでくださいます。信じて洗礼を受ける者は救われます。主よ、私たちすべての者に、この恵みをお与えください。  全員)アーメン


みことばの部

音書  ルカ福音書16:1-13 


説  教   「どうにかしたい」   笠原光見牧師

 夏休みをいただいて、実家がある新潟に帰ったちょうどそのときに新潟の三条市で気温40度を記録し、日本で一番熱い場所としてニューに取り上げられていました。

僕が小さいころには、夏の最高気温といえば、32~3度でした。夏に気温が40度になるなんてことは考えもしなかったことです。

異常気象で私たちの生きるこの地球が悲鳴を上げているようです。近現代に入って1年間でどれだけの動植物が絶滅しているか皆さんご存知ですか。一年間に約4万種が絶滅しているそうです。100年前だったら1年間に絶滅していたのは4~5種だったそうです。それが今では毎年4万種が絶滅しているんです。

私たちの教会では牧師が絶滅危惧種です。そのうち牧師がいなくなるんじゃないかと危惧されています。

このままでは、近い将来、人類が絶滅するということが起こりかねない。世界が人の手によって破壊され、汚染され、悲鳴を上げている。それでも危機感を抱かず、激しい経済競争の歯車の中でハムスターのように富を求めてひたすらに走り続ける私たち人間の姿がある。

最近のSNSのニュースで見たのですが海外の学生たちが毎週金曜日学校に行かずにデモ集会をしているということを知りました。100万人以上が参加している一大ムーブメントになっているようです。彼ら、彼女らが学校に行かずに、訴えているのは、「気候危機を止めて」ということです。

このデモ集会の中心的人物である16歳の女性は、昨年8月からずっと、毎週金曜日に学校をさぼってデモに参加しているそうです。彼女は言います「大人たちは私たちの未来を気にかけていない」「私たち子どもは大体、大人に「こうしろ」といわれたことはやりません。大人たちと同じ行動をするだけです。そして、あなたたち大人は、私の未来のことをクソほども気にかけていません。だから私もそうします。私は、気候のためにストライキします。」「私は、政治家たちに気候変動の問題を「危機」だと認識し、最優先課題として、注力して取り組んでほしいんです」と。

目の前に差し迫っている危機的状況を危機として認識しないし、対処しないことほど愚かなことはないでしょう。今どうにかすれば、救いの道がある、未来に希望があるなら、行動しなければ、自分にできる何かをしなければならないでしょう。

私たちは大きな働きはできないかもしれない。しかしみんなが小さなことでいいから行動を起こすことで世界は変わる、世界が、そして私たちと、子どもたちの未来が救われる可能性が生まれるはずです。

それでも大切なこと、価値あること、最優先にすることが、地球と子どもたちのいのち、私たちのいのちを守ることではなくて、経済成長と富を積むこととするのが、人間の姿なのかもしれません。

不正な管理人のたとえ話では、管理人は主人のお金を使い込んでいたことがばれてしまい、近い将来必ず自分の身に起こる差し迫った危機、つまりクビになってしまうということに対して、抜け目ないやり方で危機を回避しようとします。

このたとえ話を通してイエスさまが弟子たちに伝えたかったポイントは、不正な管理人が自分の身に差し迫っている危機に対して、どうにかしようと抜け目のない行動をした、賢く立ちふるまった、ということにあるでしょう。

そして、人は神と富とには仕えることができない、ということをよくよく考えて、自分にとって大切にしなければならないこと、価値あることとすること、最優先にしなければならないことを見失なってはならないのだということです。

主人のお金を無駄遣いしてしまった不正な管理人は、主人に借りのある人びとの借りを改ざんすることで恩を着せ、差し迫る危機を回避していますが、管理人がよくよく考え、悔い改めて、自分にとって大切なこと、価値あること、最優先にしなければならないことは何だったのか、何なのかを見つけること無しには同じ過ちを繰り返し、彼はいつまでも差し迫った不安と恐れに苛まれ続けるのではないでしょうか。

管理人が大切にし、最優先としなければならないものは、とてもシンプルなことなのです。それは、お金ではなく、彼を雇い、彼に仕事を与えていた主人のことです。もしも管理人が主人との関わり、繋がりを大切なものとしていたなら、何の心配もなく生活をし、一生を終えることができていたことでしょう。

しかし、管理人は主人との繋がりを大切にできず、自分の欲望を満たすためにお金に主人との関わり以上の価値を置いてしまったがゆえに、彼の人生は絶えることのない不安と恐れに囚われ、蝕まれて行くこととなってしまったのです。

聖書に記されている、はじめの人間であるアダムとイブは、神さまとの関わりより、神さまの言いつけより、目の前にある美味しそうな、リンゴを手に取り食べることを選んだのです。

現代日本生きるアダムとイブである私たちは果たしてどうでしょうか。本当に大切なもの、価値あるもの、最優先としなければならないものを見失ってしまい、平安ではなく不安の中で、喜びではなく恐れの中で、感謝ではなく憤りの中で生きていないでしょうか。

イエスさまは言います「不正にまみれた富で友達をつくりなさい」と。当然、友達はお金よりも価値あるものだということでしょう。お金よりも目の前に生きる、いのちあるあなたという存在のほうが大切であり、価値ある存在なのだということ。

「あなたがたは、神と富とに仕えることはできない」このことは、つまり、お金より、私たち一人ひとりにいのちを与え、生きるに必要なすべのものを備え、整え、ふさわしい時に、ふさわしい分だけ与えてくださり、私たちの救いのためにみ子イエス・キリストのいのちをも与えてくださった神こそが大切にされ、価値あるものとされ、最優先とされるべき方であるのだということでしょう。

御子イエス・キリストの十字架の出来事は、神さまがこの世界と、私たち一人ひとりのことを限りなく愛し、大切に思い、価値ある存在であり、失いたくない存在なんだということをはっきりと表してくださった出来事です。

私たちは、キリストの十字架に表された、神さまの私たちへの深い憐れみと、この世界と私たちをどうにかしたいという神さまの揺るぎない思いをくみ取りながら、尽きることのない無償の愛を思いめぐらしながら、自分の置かれている現実のただ中で、小さな、小さなことでいいから、小さなことしかできないと思うのですが、自分にできることを成していくものでありたい。

大切な人のいのちのため、愛する人のいのちのために、私たちにできることが何かあるでしょう。すべてのものにいのちを与えてくださった神に感謝して、神の愛に応え、神に仕え、小さなことに忠実に生きる私たちでありたい。

        

讃美歌  「わが霊なやみて」       -403-


信仰告白      使徒信条

奉献の部

奉献(献金)

奏楽 ルーテル教会礼拝式文より 奉献唱

奉献の祈り

憐み深い神よ。あなたは、私たちに恵みと愛のしるしとして、私たちの思いを超えた多くの賜物を日ごとに備えてくださいます。私たちは私たち自身と賜ったすべてのものを喜びと感謝をもってささげます。私たちのためにご自身をささげられた主イエス・キリストのゆえに、私たちのささげるすべてを受け入()れてください。

あなたと聖霊とともに ただひとりの神であり、永遠に生きて治められる御子 主イエス・キリストによって祈ります。 アーメン


祈りのとき

奏楽 ルーテル教会礼拝式文より アニュス・デイ


聖餐の部

設定のことば

司)私たちの主イエス・キリストは渡される夜、パンを取り、感謝し、これを裂き、弟子たちに与えて言われました。「取って食べなさい。これはあなたがたのために与えるわたしのからだである。わたしの記念のため、これを行ないなさい。」食事ののち、杯をも同じようにして言われました。「取って飲みなさい。これは罪のゆるしのため、あなたがたと多くの人々のために流すわたしの血における新しい契約である。わたしの記念のため、これを行ないなさい」。会)アーメン

主の祈り

平和の挨拶 (起立)

主の平和がみなさんとともにあるように

配餐

感謝の祈り

全能の神よ。この救いの賜物をもって、新たな力を与えてくださったことを感謝します。恵みによって、私たちがますます主を信じ、また互いに愛をもって仕えることができるように、私たちを強めてください。あなたと聖霊とともに、とこしえにただひとりの神であり、世の終わりまで生きて治められるみ子主イエス・キリストによって祈ります。アーメン 

派遣の部

讃美歌      「御神よいまひとたび」    -195-

祝 福

♪アーメン・アーメン・アーメン

後 奏   コラール変奏曲 Werde munter, mein Gemuete


今週の笠原牧師スケジュール

25日(水) ULS聖書会

26日(木) 教会だより編集委員会@飯田橋

27日(金) 教会/牧師館

28日(土) 教会/牧師館

次回の夕礼拝予定

2019108


by urawalutheran | 2019-09-25 21:33 | 夕礼拝